その水溜りの深さは

掃き溜めのなかで

俺は物をよく無くす。

今まで色々な物を無くしてきた。

 

財布に携帯、家の鍵…。

ついこの間も、右手につけていた指輪がいつの間にか抜け落ちてしまった。

お気に入りだったのに。

すぐ見つかるような場所にある気もするし、もう見つかることがないような気もする。

どちらにせよ、今この瞬間に無いという紛れもない事実はどうしようもなく俺を苛立たせることに変わりはない。

 

この問題に対して、俺が強引に用意した解決策は、そもそも「持たない」ことである。

無くす物がなければ、そんなことで頭を抱えることも少なくなるはずだ。

今日はちょうど大晦日

来年の目標って訳ではないけど、必要以上に物を持たないように心掛けたい。

 

そして荷物を軽くする分、身軽になった体でどこまで行けるか。

一先ず、自宅に帰って断捨離をするのが今から楽しみだ。

 

また、この文章を読んでくれている人がいるのであれば、今年1年を労うとともに来年もどうか元気でいて欲しいと思ってる。

 

それでは、良いお年を。

 

 

 

 

 

 

スリープモード

目的もなくTVをつける。

リモコンを持つ手に力は入っていない。

 

一通りチャンネルを転がしてみるがどこも特番ばかり。

 

ああ、年末なんだな。

やっと実感が湧いてきたぞ。

 

昨日は3時間も眠れなかった。

一刻も早くベッドに飛び込みたい。

でもなんかそれはもったいない...。

 

とにかく何でもいいから書いてみようとPCを開いてみた。

正直、全然頭は回ってないんだけど。

 

「今日の仕事」が全てを飲み込んでしまう前に、何か残しておきたい。

 

バイオハザードじゃタイプライターを使ってセーブするけど

俺の場合はこのブログがセーブデータみたいなものかもしれない。

 

こうやって書いていけば、少しづつレベルも上がっていくのかな。

少なくとも、youtubeを巡回するよりはずっといいと思う。

 


syrup16g - 生活 (live)

happy, holy(shit!),Christmas

イルミネーションはゴミだってことを分からせてくれた。

 

俺の大好きなロックバンドはかつて、嗄れ声を響かせそう歌っていたことを覚えてる。

 

勿論、光り輝く装飾に負けじとその瞳を輝かせ恋人と手を取り合う人達を否定するつもりはさらさら無い。

むしろ羨ましいくらいだ。

ただ、その歌詞がずっと頭に残っている。ただそれだけ。

 

思えば昔から一人でいることにあまり抵抗は無かった。

クリスマスには親にガンプラをねだって、一人で黙々と組み立てていたこともある。

正直な所、「寂しい」と口にすることはあっても、その感情を心の奥底から湧き上がる程に感じたことはあまり無いような気がする。

 

寂しさは弱さだ。

 

少し前までは本気でそう思っていた部分さえある。

 

仮に俺という人間を1つのプラモデルだとしよう。

そのパーツ1つ1つは、プラモを完成させる為に存在しているし、それぞれに役割がある。

だからパーツを失くしちゃいけない。

借り物のパーツなんて以ての外だ。

 

俺にとって、寂しさを埋めることや人の助言に従うことは、パーツを借りるという行為に他ならないことだった。

自分一人で完成させることも出来ないのに。

 

本当に浅はかだったと思う。

 

 

プラモにはマニュアルがあるけれども、自分自身を組み立てるとなると勝手が違ってくる。

 

何をパーツとするかは自分次第だし、何をもって完成とみなすかも自分次第。

 

ここ最近は、組み立てることからすら逃げていた。

気付かないフリをしていた俺にお灸を据えてくれたのは、大切な友人たち。

 

少し前の自分だったら、己のプライドを優先して耳を傾けなかった言葉達だったかもしれない。

今は、それは借り物なんかじゃない、俺が受け取ることが出来たプレゼントだったと思える。

心して組み込んでいこうと思う。

 

1/1スケール、時間はかかるが、完成させたい。

この数日間はそれを再確認出来た貴重な時間だった。

 

明日からまた仕事が忙しくなる。

今度はパーツを失くさないように、ここに記しておく。

 


罰当 - was good day【MV】

配られたカード

こんなことを言うと随分と卑屈に聞こえるんだけど、(まあ実際そうだから仕方ない)

俺は周りにいる人間と比べると能力が低い。

人が1回で出来ることは5回やってやっと出来るかどうかだし。

人が10回かかることは100回やっても上手くいかないこともある。

 

自分の要領の悪さに辟易した回数は何回あるんだろう。

DIO様に一蹴されるような疑問に頭を抱えるが、しばらく時間が経ってしまえばそんな疑問や敗北感は盗人のようにそーっと俺の頭から出ていく。

 

だから成長しないのか...?

 

加えて言うと、今度は嫌味っぽくなってしまうが、(今度のはそうじゃないんだけど)

俺はいわゆる“ボンボンの息子”ってやつ。

到底敵わない素晴らしい経歴を持った両親に甘やかされて育ったクチだ。

 

俺がそんな家に産まれたのは

自分の能力の低さを補う為であったかのように思うことがたまにある。

 

しかし、それに甘えていい時期はとうの昔に終わっている。

俺はこれから何を身に着ければいいんだろう。

戦う武器をやっと見つけたのはいいが、その熟練度を上げることを忘れてはいけない。

 

来年は良くも悪くも自分の環境を大きく変える年になるかもしれない。

その時、生き残っていられるように。

 

卑屈でポンコツな俺にしか出来ない戦い方を体得しないといけないな。


a flood of circle / Sweet Home Battle Field  【MUSIC VIDEO Short.】

きっかけ

昨日書いた「書き出し」という記事を振り返ってみた。

 

う~ん...

どことなく、身近な友人の影響を強く受けすぎているような気もする...。

 

もっとオリジナリティを持ちたいと思ったり。

 

 


サカナクション - アイデンティティ(MUSIC VIDEO) -BEST ALBUM「魚図鑑」(3/28release)-

書き出し

25歳の誕生日まであと10日と1日。

気まぐれと、悪いことへの憧れから肺を黒く染め始めたあの日から何年が経っただろうか。

生活は追い詰められていた。

金銭的にではなく、心身共にである。

詰め込まれるばかりの仕事のスケジュールに追われながら、慣れないことでミスをしては安酒を煽るのが最近の僕の日常だ。

 

とはいっても、安酒を煽って空虚な妄想にふける癖は昔からなんだけどね。

音楽や映画、漫画やゲームに触れていると、様々な空想が自分の頭のなかで繰り広げられいつの間にかそっちの世界の虜になってしまう。

 

だから本当にその作品を愛しているのか不安になる時もあるし、本当に愛しているであろう人達と話しているとちょっぴり罪悪感を感じることもある。

しかし、昔と比べるとそんな時間もめっきり減ってしまった。

 

あの頃ああしておけばよかった、なんて月並みな後悔もあるけれどきっとあの時間から得られたものは大きかったし、得るべくして得た経験や知識だったようにも思う。

そんな日々から辿り着いた僕の生き方。

僕は文章を書く仕事がしたい。

雑誌を作る編集者やシナリオライター、そんな職業に憧れを抱いているんだ。

 

このブログはそんな憧れを現実にする為に、1日1日を無駄ではない時間にする戒めを込めて記しておくものにすることにした。

 

多忙な業務に追われ迷子にならぬよう、ここに書き記しておく。

 

もちろん遊び心も忘れずにね。


syrup16g - 生きているよりマシさ (MV)