その水溜りの深さは

働く清掃員!バール片手に大暴れ!

今朝、帰宅後の時間を浪費しないようにとブログを更新していたが、その判断は正解だったと思う。

起きてから一時間も経っていない割には頭が冴えていたようだ。結局、23時過ぎに家に帰り着いてから、仕事の事務処理や家事をしているうちにこんな時間になってしまった。正直もう寝てしまおうかと思ったが、それは今朝の自分とこの文章を読んでくれている人たちを裏切ることになってしまう。それは自分自身にとっても失礼だし、読者(いるか分らんけど)とこのブログとの間にある関係性にヒビを入れてしまう可能性だってある。

 

ヒビ...

 

そう、皮肉にも今日の仕事はまさにヒビを入れるような職務内容であった。

午前中、ある市街地にあるマンションに呼ばれた俺は少し乗り慣れた軽自動車を走らせ現場へと赴いた。

リフォーム中のビルであったから、概ね仕上げの清掃だろうと思っていたのだが、俺の予想は外れることになる。

現場に入ると、先に仕事を始めていた上司から本日の業務内容が告げられた。

 

「はい、これで浴室のタイルを全部叩き割ってくれ」

 

差し出されたのは、1本のバールであった。

...?

清掃員だよな俺...?

 

部屋の壁をペンキで塗装したこともある。

ビルの足場に登って外壁を掃除したこともある。

まあそれはまだ分かる。

 

今回は掃除どころかただの破壊活動である。

根本はテロリストと同じではないか。

 

そういえばちょっと前にテロリストが寿司屋を経営する話を断片的に書いたことがある。その物語で握られていたのはシャリとネタだったが、現実ではバールとはこれ如何に。

ちなみに俺の思想は右でも左でもない。後ろ向きである。

そうは言っても仕事は仕事。

バールを持つ。鏡に映る自分を見る。

ああダメだこれ。完全にアウトだこれ。

パニック映画の中盤で発狂して暴れて結局そのままフェードアウトするタイプのキャラクターだコイツ。

 

そんなことを考えながら、浴室で大暴れした1日だった。

 

結局、タイルはバールよりもマイナスドライバーとハンマーを使ったほうがよく割れた。

職人が木像を掘るように、タイルにドライバーを押し当てハンマーでその柄を叩くのだ。もしこの先、タイルを割らないといけない状況になったら、どうかこの記事を思い出して欲しい。

今日伝えられることはこのくらいである。


Korpiklaani-Wooden Pints [sub español]