その水溜りの深さは

アベフトシ

今日は2つのテーマで記事を書こうと思う。

今日、7月22日はミッシェルガンエレファントのギタリスト、アベフトシの命日である。

 

ミッシェルがどういうバンドとか、アベフトシがどういう人物かは俺がここで語るよりも気になる人がWikipediayoutubeで調べてもらった方が有益な気がするので省略させて頂きます。

 

高校2年生の時にスモーキンビリーを始めて聴いてから、何回聞いたのか、明確に数えてはないけど、カウントしたらかなりえげつない数字になると思う。

サークルのライブでも何回も演奏した。今でも完璧に弾ける曲といったらスモーキンビリーしか思いつかない。簡単だし。まあ俺ベースだったけど。

でもそのくらい当時の俺には衝撃的だった。

始めて音源を聞いた時、既に亡くなっているというのも不思議な感覚で、ライブ映像を何回見てもこの人はもういないって実感は湧いてこなかったな。さっきの記事に引き続き頭の悪いことを言っちゃうけど、本当にその画面のなかでアべは生きてると思ってしまうことさえあった。

「ミッシェルの曲は、曲が始まってから終わるまで俺のギターソロ」

普通こんな自信溢れる台詞言えねえよ。

 

ふと、アべって今の俺の年齢の時って何してたんだろう、と気になって調べてみた。

どうやらアベフトシは1966年生まれらしい。

ミッシェルのデビューtシングル、「世界の終わり」が発売されたのが1996年だから、30歳でデビューしたということになるな。

25、6歳で何をしていたかの情報があんまり出てこなかったから、恐らく下積み時代真っ只中ってとこだろうか。そう思うと、襟を正されたような気持ちだ。

 

ミッシェルを聞いて、「俺もこんなんになりたい!」って思って、黒いシャツ着てライブしてた頃は、今よりももっとイタい奴だったかもしれないけど、今よりもエネルギッシュだった気がする。いやまあ俺ベースだったけどさ。

 

それにしても、30歳なんてボーっとしてたらすぐ来ちゃうよなあ。

もっと大人にならないといけないけど、もう少しだけイタい奴でいていいだろうか。

 

鬼のカッティングもギターソロも弾けないけど、俺も自信満々で人に何かを伝えられる人間になりたいな。

 

R.I.P アベフトシ

 


スモーキン・ビリー / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT