その水溜りの深さは

中途半端だからさ

ブログなんて日記みたいなものだから、無理して独創的な世界観を演出する必要もなければ、読み手のことを考えて興味関心を引こうとする義理もない。

誰かに向けたメッセージなんて書く気概もない。とにかく書くことが重要だ。

今は書きたいことや伝えたいことなんて特に思いつかないし、自分について書こうと思う。

 

昔からネガティブだと言われてきたんだが(今でもたまに言われる、てか今日も言われたな)、実際はどうなのだろうか。

確かに中学生の頃はダウナー系の厨二病を患っていたので「どうせ俺なんて...」が口癖だった。しかしそれは「ネガティブ」という思考を自分のアピールポイントだと捉えることによって周囲との差別化を計り、「俺は他の奴らとは違う」と悦に浸りたいだけだったんじゃないだろうか。ブランディングされたビジネスネガティブだった可能性も充分に考えられる。

その頃の俺は今以上に難しいことは考えられないポンコツだったし、その頃に考えていたことなんてそもそも覚えていない。ことの真意は今となっては闇の中......。

 

「辛いことこそが、あなたを強くする」

 

これはニーチェの言葉である。

もしこれが本当ならネガティブを拗らせた俺は強くなれているのだろうか。

 

「貴方は自己肯定感が高いから東京に行くなんて言えるのよ。ポジティブね。」

 

これは私の母の言葉である。

お母さんすいませんホントどうなんですかね全然分かんないっす。

ちなみにニーチェの言葉はスマホでテキトーにネットサーフィンしていたら偶然見つけたものだ。俺がそんな博識な訳がないだろう!

 

そんな具合に自分の性格さえもキッパリ言い切ることが出来ない。何回かこのブログで後ろ向きな思考のことは書いたが、その根拠も最近は揺らいできている。この文章と同じで中途半端に迷走しているのだ。いや間違いなく迷走はしてる。迷いなく迷走してる。

まあいいや、とにかく書くことが重要だ。

 

俺はネガティブか?ポジティブか?

なりたいのは職人か?商売人か?

安定したい?挑戦したい?

クリエイターになりたい?マーケターになりたい?

金が欲しい?名誉が欲しい?

 

何者かになろうとしたところで、俺には何の才能もない。

これは後ろ向きな発言ではなく、周囲からの評価と自分の経験を照らし合わせた結果である。だからどうこうって話じゃない。

でも俺は東京に来た。ライターになってみたくて。漠然と東京に

だから俺はこの中途半端でグチャグチャなまま前に進むしかないのである。

まるで巨神兵のように、ドロドロとよく分からないプライドの塊を引きづっていく。

 

どこに向かっているのかは分からないがまあいい。

とにかく書くことが重要だ。